アッキーの視覚の世界｛当てにならない視覚学｝

当てにならない視覚

　 ここは、「静かな谷」です。ちょっと神秘的で、幻影が見える様です。ここでは、視覚ではなく、五感を目一杯働かせて、雰囲気を感知する事が重要です。なぜならば、ここでは視覚が当てにならないからです。
　 人間は、五感の内で視覚にかなり頼っています。これ程視覚に頼っているのは、人間だけだそうです。しかし、視覚は案外当てになりません。ここでは、主として聴覚と比較しながら、視覚がどの程度の力を持っているのか確認してみましょう。

　 先ずは、写真を見ずに富士山を描いてみて下さい。

　 さあ、描けましたでしょうか？　描いてから先にお進み下さい。描けた方は、最初の項目「視覚の記憶力」にお進み下さい。皆様が描いた絵を傍らに、富士山についてちょっと面白い事をご紹介致します。

視覚の記憶力	見えている事（無意識）と見ている事（意識）は違います。いろいろなテストで、それを実感してみて下さい。オリジナルのアハ体験もあります。
視覚の特徴	視覚は、聴覚と異なり空間解像度に優れ、時間解像度に難があります。ちょうど補間しながら人間は視覚に頼ってます。視聴覚認識テストをお試し下さい。
視覚の自分勝手	視覚は、実は自分勝手なのです。これは大脳が自分勝手だからです。騙し絵で、視覚の自分勝手さを確認してみましょう。
安全工学の基礎	従って、人間の行動には、常に不安全な状態が付きまといます。
連動する視聴覚	全然関係ない映像と音を組み合わせて見ましょう。

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<1>2006.12.20