AIが当面(半永久的に?)敵わない総合力と人間力を持つ事で、AIに振り回されない、 AIを使い熟せる工学工学従事者として生き残ろう!
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人工知能(AI) |
artificial intelligence。定義は様々で、例えば「人間の脳の機能に倣った高度な分析や判断や学習が可能な電算機ベースのプログラム」とも。エキスパートシステム(expert system, ES)や遺伝子アルゴリズム(genetic algorithm, GA)やニューラルネットワーク(neural network, NN)等。一昔前には、まさかこれ程早期にこれ程優れたAIが出現するとは考えられていなかったが、ハードウェアの飛躍的な能力向上と、ビッグデータの出現によりAIも顕著に進化した。
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写真は、菱田研究室でニューラルネットワークに学習させている学生達です。
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近年、AIの台頭で、人間の価値が変わりつつあります。嘗ては知識を持っている事や、一つの分野に精通している事が、学識者としての必要条件でした。しかし今では、人間はどう足掻いても、AIに知識の量では敵いません。
それでは、人間はAIに敵わないのかと言うと、そんな事もありません。例えば、将棋AIに囲碁を教えるのは大層困難な作業になりますし、存在しない事象を想像する事は不可能です。即ち、ここが人間の能力を活かす所です。
一つの圧倒的に高い頂きを作る事も重要ですが、それなりに高い連峰を作る事がAIに対する武器になります。兎に角考え、そして自らの体を動かす、総合的な人間らしい作業を通じて、感性を磨き、想像力=創造力をより多次元的に伸ばしましょう。 |
ところで、中学校で教える技能四教科は、主要五教科の能力向上を大きく支えます。例えば、美術は形の美しさを介して、幾何学や解析学と隣り合わせですし、設計やデザインにも繋がっています。また、音楽は、英語の習得やプレゼンテーションと密接な関連があり、周期性や変動と云った数学的要素も持ち合わせています。その他、体作りは脳作りと同じ等、教養がAIに勝る教育の重要な要素である事は間違いありません。
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